《MUMEI》

「おはよ。」


「おぅ。」


「行こうか。」


「うん。」







恭介の家は知ってるけど、


近くのコンビニで待ち合わせた。


多分、


なるべくお姉さんと会いたくないんだと思う。










7時45分。


秀皇大学到着。


「…めっちゃ人いるし。」


「そりゃそうだろ。
他県からも来てんだし。」


「何試合やんだろ?」


「さぁ〜な…」








既に秀皇大学には大勢の人がいた。


ジャージを来てる奴らが練習会に呼ばれたチームだろう。


私服の人もいるけど、


たぶん秀皇大学の生徒。








「皆もう来てるかな?」


「とりあえず探そうぜ。」


「そだね。」


車から降りて、


皆を探す。


「…いね〜な。」


「うん。
電話してみよ〜か。」


「あぁ。」

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