《MUMEI》

「わかった?由季はあんな子なの。いつからあんなになったのか・・・。昔は、明るかったのに」


「そうなんだ。でも、ちょっと気に入ったかも・・・」


「えっ?どういうこと?」


「秘密!!」



私は由季の目を見て思った。

由季は私と同じなんじゃないかって。

でも、由季は私より暗い所にいる気がした。


だから、私はまだ、明るい所にいると感じさせられた。

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