《MUMEI》
東 総一郎
俺は、東 総一郎。

自分で言うのも何だが〜面倒見の良い男!


で…隣にいるのが〜佐藤 隆〜俺の幼馴染み。

俺の口から言うのも何だが〜年がら年中ボーッとした奴。


フワフワと頼りなげでほっとけやしない。


その隆が、いつにも増して、ボーッとしてる。


『隆?昨日帰りになんかあったのか?』

登校途中に歩きながら聞いた。


ボーッ…
『……』
かなり重症らしい。


ここでの俺の役目、隆の行く手を遮る邪魔な物を取り去る事。


毎日、俺の見えない努力で隆は、大した怪我もせず〜ここまで育った。(もはや父親の心境)


何があったんだ?隆…とーちゃんに話して見ろ?…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫