《MUMEI》

「何って、求婚ですよ」


シュナイラは微笑しながら言った。


「貴様、僕に喧嘩を売っているのか?」


ユリウスは眉をピクピク動かしながら聞いた。


「いいえ、姉同様僕も陛下を気に入りましてね、でもあなたには関係ありませんよね、僕が1人の女性を何しようと」


シュナイラは雹里の顎をくいっと上げた。


「??」


するとぶちっとユリウスから何かが切れる音が聞こえた。


「いいや関係ある、ヒョーリは僕の婚約者だ、ちゃんとしたやり方で婚約は認められた」

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