《MUMEI》
ゆめはいち
白い、空間に俯せに寝ている。








「痛い?」

背中を押す背後の声は今日聴いた、〔七生〕だ。


「いたい……」

体つった……。


「痛い、だけ?」

……うあ……優しい声だあ。
耳元で言わないで……
言葉と共に生暖かい唇が首筋に擦れる。

手はゆるゆると背中を摩ってくれた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫