《MUMEI》 「じろー……」 鳥肌が立つ、 エロ声で、名前呼ばれた……! 肩と首の間に温い息がぴったり伝導する。 「あう……、えっちぃ……」 内腿を握られた。 「違うて、筋肉張ってんだよ……やらかくしてやるから……な?」 「……ウン。」 なんかの魔術かなコレ、抗えない……! チュ、 チュ、 「わ……わ、わ、」 首筋を吸ってる音がする! 肌の上でうねる唇も分かる。 震えがきた……動揺? まさか、 だって顔も知らない相手に触られちゃってるのに、不快にならないなんて…… 「……キス……したいな、いい?」 柔らかい囁きがこそばゆい。 手の甲で撫でるから爪先がたまにぶつかり、それが頭の中を空っぽにする。 それくらい優しいなら、キスもいいかなと思った俺は愚か者だろうか? 前へ |次へ |
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