《MUMEI》 謎の手紙「ぇ、ほんと!?」 「これからどーなるかは分かんねーけどな──」 「おめでとう珠季っ」 「ぇ、ぁ‥、あんがと」 アタシの事なのに── 千代は自分の事みたいに喜んでる。 「オマエ、すげーな」 「ぇ?」 「すげーな、オマエ」 「そんな事ないよ?」 千代はそう言って── アタシに笑いかけた。 「珠季が嬉しいと、あたしも嬉しいって──ただそれだけだから」 「───────」 やっぱり凄い。 千代にとっては当たり前なんだな これが──。 「珠季、教室戻ろ?」 「──ん、ぁぁ‥そーだな」 前へ |次へ |
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