《MUMEI》

「私はあの日から、本当の名前を捨てて、『由季』と名乗っていた。あいつらへの復讐が終わるまでは・・・名前を捨てると決めていた。あいつらのせいで、私の人生滅茶苦茶。私をいじめた奴らも許さない。愛美だって、私がいじめられているのを見て、笑ってた。私を見捨てた。友達なんか要らない。一人で生きていく。復讐するためだけに生きていく。そう決めたの」


由季は泣いてた。


私も思わず涙が出てきてしまった。



「ありがとう。話してくれて本当にありがとう」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫