《MUMEI》
苺ショートとモンブラン
静瑠は

アタシを見慣れない店に連れて来た。

「何だよここ」

「見れば分かるだろう」

「分かんねーから訊いてんじゃねーか」

「喫茶店だ。来た事すら無いのか‥?」

「ねーよ、悪かったなっ」

「何も悪いとは言って無い」

「〜〜〜〜〜〜‥」

ムカつくし‥。

「ほら、入るぞ」

「なッ‥オイ」

引っ張られて‥

店の中に入る。

それから‥

窓際の席に

向かい合って座った。

「‥‥‥‥‥‥‥」

「どれでも──好きな物を選んでくれ」

「どれでも‥?」

つーかアタシ‥

何でコイツと向かい合ってんだ‥?

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