《MUMEI》

王子の 私より バケモノの 屍を 選ぶなんて……



君は バケモノの 体から 噴出する 黒い 霧の 中に 飲まれて 埋められて しまった。


私は バケモノでは 無い 君を 救いたかった それだけなのに



『……王子 帰りましょう。』


君には もう 会えない




もし、 君が 生きていても 僕は 君に とって バケモノ だから。

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