《MUMEI》

「ほら、頭を貸せ」

「‥!?」

何すんだよいきなり‥っ。

「フ‥」

「?」

「──似合うな、結構」

「ぇ」

そっと

頭を触ってみる。

「───────」

「どうかしたか‥?」

「ぃゃ‥、何か慣れないから」

サイドポニーなんて

自分じゃ‥

した事も

しようとも思わなかったから──。

「‥っ?」

頭に

手が乗ってきた。

「な‥何だよ、いきなり」

「こうして改めてよく見てみると、君も可愛らしいなと思ってね」

「‥ぇ」

ぇ‥?

「フ‥」

「なッ‥何でそこで笑うんだよっ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫