《MUMEI》 「ほら、頭を貸せ」 「‥!?」 何すんだよいきなり‥っ。 「フ‥」 「?」 「──似合うな、結構」 「ぇ」 そっと 頭を触ってみる。 「───────」 「どうかしたか‥?」 「ぃゃ‥、何か慣れないから」 サイドポニーなんて 自分じゃ‥ した事も しようとも思わなかったから──。 「‥っ?」 頭に 手が乗ってきた。 「な‥何だよ、いきなり」 「こうして改めてよく見てみると、君も可愛らしいなと思ってね」 「‥ぇ」 ぇ‥? 「フ‥」 「なッ‥何でそこで笑うんだよっ」 前へ |次へ |
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