《MUMEI》
3つのプレゼント
20分位歩いた頃──

静瑠は

また立ち止まった。

「珠季」

「ぇ」

「次は此処だ」

「‥は!?」

何でこんな

女っぽい服の店に‥。

「オマエ、何企んで──、って話聞けよッ」

「聞いてるよ、そんなに警戒しなくてもいい」

「するに決まってんだろっ‥」

ヤな予感がする‥。

「ほら」

「‥!!」

強引なヤツ‥。

てかアタシ‥

こんな店

興味ないんデスけど‥?

「‥‥‥‥‥‥‥」

「おい、オマエ何──」

言いかけた時──

「!?」

目の前に‥

ワンピース。

「ぇ‥、何だよ」

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