《MUMEI》 「すげ、寝不足顔。」 乙矢に指摘される。 「んー。寝れなかった……」 「ふーん。」 素っ気ないな。 突っ込まれても答えられませんがね! 「あのさ……なな……」 「ん?」 「ななつの子って何が鳴いてんだっけ……?」 「……鴉。」 ああああああ、俺の馬鹿! 全然、探れないじゃないか! 「二郎さ、最近、外車乗ってなかった?」 「うん、なんかお茶友達が出来た。」 ほぼ、瞳子さんの独壇場だけどね。 恋の悩みを聞かされているかんじ……。 七生の仕種がーとか、好きな食べ物が新しくわかったーとか。 「ごめんなさい私ばっかり話してしまって!」 謝ってくれるが、無料でご馳走させてもらってる身だ、むしろ忘れた情報源になってくれているから感謝してます。 ……とは言えない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |