《MUMEI》

静瑠と手を繋いだまま──

美術展の会場に入った。

「‥おお‥」

何かすげぇ‥。

絵とか‥

彫刻とか‥。

「よく出来てんなぁ」

「触るなよ‥?」

「ゎ‥分かってら」

でも‥

こんなとこ来た事ないし‥。

あんまり──

興味もないんだよな‥。

たぶん

コイツは

自分が来たかったから

アタシを連れて来たんだろーけど‥。

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ほら、この絵なら君も知っているだろう?」

「‥ぇ」

ぁ‥。

美術の教科書に載ってたな‥

そーいや‥。

「──なぁ」

「‥?」

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