《MUMEI》

その頃城では


"コンコン"


「陛下、お茶の準備が出来ましたよ」


ティイオラはティーセットを持って、扉を開け中に入った。


「……陛下?」


しかしさっきまでいた雹里はいなくなっていた。


「あ〜お手洗いですね」


数分後


「きっと迷子になっているんですよね、あっまさか猊下かと駆け落ち…」

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