《MUMEI》

「お前がそんなんだから、人間の女なんかに騙されるんだ!」


「ユリウス」


ティイオラはちょっと慌て気味でユリウスの肩に触れた。


クロディウスは何も言わず、表情1つ変えずユリウスを見ていた。


「ティイオラ行くぞ」


ユリウスはさっさと歩き出した。


ティイオラは心配そうな顔をしてクロディウスを見たが、微笑しただけだった。


「クロディウス様」

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