《MUMEI》

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


ある店から綺麗なヴァイオリンの音が聞こえてきた。


出店を出している人たちもヴァイオリンの音に耳を傾けていた。


「なんだ、この曲、始めて聞くな」


「柔らかい音色、ねぇ入りましょ」


まったく入っていなかった店に、どんどん人が入っていった。


中では雹里が楽しそうにヴァイオリンを弾いていた。

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