《MUMEI》

そのころ紫吾は起き上がり、跪く体勢になっていた。


くそ…
なんちゅう
硬さしてるんだ


紫吾はぺっと血混じりの唾を吐いて目を瞑った。


俺の銃の弾は無限大


これは
勳羅さんが造ったもの
その辺にある
銃とは違う


その辺にある銃には
弾切れと
いうものがある
しかしこの銃は違う


弾は
俺のイメージによって
造られる

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