《MUMEI》 「蓮邊さん…?」 「ごめん塁羅、欲のままに血を貪った。だがありがとう、おかげで助かった。」 綺嘉は軽く微笑んだ後、鋭い目つきで龍音を見た。 「良くあれだけの出血をしながらも、理性を保っているな。」 「さすがに最初にタブレットを食べていなかったら、ちとやばかったかもな。 もしタブレット食べてなかったら塁羅の血、全部吸ったかもしれないな。」 「同類に救われたわけか、どうなんだ?同類の血は美味いか?」 前へ |次へ |
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