《MUMEI》

「ふぅ──食った食った」

「食べ過ぎだ」

「そーか?」

確かに──

いつもより多めに食っちまったかもだけど‥。

「──満足、したかい?」

「ぁぁ。オマエは?」

「君が満足なら、僕も満足さ」

「‥ぇ?」

「独り言だよ。──さて、次の場所まで運んでやろうか」

「いーよ、今日は色々世話になったし」

「こういう時は素直に受けて欲しいな」

「どーせアタシは捻くれもんデスよーだ」

「そんな事は一言も言っていないだろう」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ほら、行くぞ」

「ぅゎっ!? オマエ‥いきなり引っ張んなよっ‥コケたらどーすんだよ」

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