《MUMEI》 「君の隣りにいるのは僕だぞ、転ばせる筈無いだろう」 「‥‥‥‥‥‥‥」 ブーツでさえなきゃ いつも通り簡単に歩けんだけどな‥。 「どうした‥?」 「‥別に」 今日位── コイツの言う事 素直に聞いてやってもいいかなって。 「なぁ、オマエ今までにもこーゆー事した事あんのか」 「何故だい‥?」 「ぃゃ、何となく──」 「デートは、今日君としたのが初めてだよ」 「マジで‥?」 「──ぁぁ。本当さ」 「へぇ‥」 「どうしたんだ‥? 惚けたような顔をして」 「‥意外だったから」 「意外?」 前へ |次へ |
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