《MUMEI》 「──着いたぞ」 「?」 朝待ち合わせした公園か──。 つーか誰もいない‥。 ベンチに並んで座る。 「何か買ってくるよ。何がいい」 「ぇ」 「流石に、暗くなってくると冷えるからね。温かい物でもどうかと思って」 「‥任せる」 「?」 「オマエに任せるっつったんだよ」 「──ぁぁ、分かった」 静瑠は苦笑しながら── 自販機のとこに歩いてく。 「───────」 何買うんだろ。 任せるって言っちまったけど──‥ やっぱ‥ コーヒー牛乳って言っときゃ良かったかな‥。 「──はい」 前へ |次へ |
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