《MUMEI》 「シズルっ、オイ聞いてんのかよ!?」 熱でもない‥ 風邪でもなさそうだし‥。 なら何だってんだよ‥。 「‥!?」 そーいやコイツ‥。 前に‥ 貧血持ちとか言ってなかったか‥? 今日は 朝からずっとコイツの事見てるけど‥ 「‥‥‥‥‥‥‥」 いっぺんも薬飲んだとこ見てねぇ‥。 「‥ちっ」 しょーがねーヤツ‥。 起きたら‥ 薬飲めって怒ってやる‥。 「───────」 でも‥。 今日1日── コイツは アタシを色んなとこに連れてってくれて‥ 薬飲むのも忘れる位── 夢中だったんだ‥。 少し‥ 大目にみてやるかな──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |