《MUMEI》

「───────」

「やっと目ぇ覚ましやがったか」

「‥‥‥、なっ‥!?」

「薬。飲んどけよ、今の内に」

「薬‥?」

「お前、今日ずっと貧血止めの薬飲むの忘れてたろ」

「‥ぁぁ‥道理で」

「つ、つーか‥さっさと頭どけろよっ」

「! ‥済まない」

静瑠はゆっくり体を起こして‥

薬を小瓶から取り出した。

「───────」

「ったく‥心配かけやがって」

「何故膝枕を‥?」

「はっ!?」

「君がそんな事をしてくれるとは意外──」

「バッ‥バカ言ってんじゃねぇっ。オマエがアタシの膝に倒れてきたんじゃねーかッ」

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