《MUMEI》 「───────」 「やっと目ぇ覚ましやがったか」 「‥‥‥、なっ‥!?」 「薬。飲んどけよ、今の内に」 「薬‥?」 「お前、今日ずっと貧血止めの薬飲むの忘れてたろ」 「‥ぁぁ‥道理で」 「つ、つーか‥さっさと頭どけろよっ」 「! ‥済まない」 静瑠はゆっくり体を起こして‥ 薬を小瓶から取り出した。 「───────」 「ったく‥心配かけやがって」 「何故膝枕を‥?」 「はっ!?」 「君がそんな事をしてくれるとは意外──」 「バッ‥バカ言ってんじゃねぇっ。オマエがアタシの膝に倒れてきたんじゃねーかッ」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |