《MUMEI》
｢マネージャー。｣


｢はい？｣


｢残りの試合数は？｣


｢…次の試合を合わせて3試合です。｣


｢海南クラブとの試合は？｣


｢最後の試合になります。｣


｢…まだまだだな。｣







Aコートでは秀皇大学の4試合目が始まろうとしていた。


クロたち海南クラブの選手たちも、


アップをしながらその試合に注目する。







｢集合!!｣


｢はい!!｣


｢三島。｣


｢…？
なんでしょ？｣


｢そろそろ行こう。｣


｢え？


もう？


海南クラブとやるまで出ないんじゃないんすか？｣


｢見られたところで問題ないさ。


それに…｣


｢…？｣


｢退屈だろ？｣


｢おっ!!


さすが監督。


わかってますね。｣

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