《MUMEI》 「もう始まっちゃった?」 「いや、 これからだよ。」 「よかった〜!! 美紀!! 早く早く!!」 「うん。」 「ビー!!」 秀皇大学の4試合目が始まる。 「始まったぞ。」 「うん。 見てる。」 体育館の端を走りながら、 秀皇大学の試合を観戦するクロたち海南クラブ。 (泉さん厄介だな… 昔から相性悪かったし、 昔より全然上手い。) (きっついな〜… 泉さんかぁ… スカイですら読まれるんだよなぁ… 僕、 裏突こうとする選手だから、 読み間違えるとヤバいな…) (確かあのキーパーの人は1個上だったな。 今でも覚えてる。 2年の時の高総体でクロたちとやった時のキーパーだ。 やだな… 勝ったことない相手とやるのは縁起が悪い。) (麻倉… 色んなセンターとやってきたけどあいつはマジで面倒くさい。 1回負けてるしなぁ… まぁ雪辱戦って意味ならありだけど…) (あのセンター… まさかこんなとこで会えるなんてな…。 あの時は俺のせいで負けたようなもんだ。 言葉にはしなかったけど、 翔太さんに申し訳なかった…) (なんにしても…) (なんにしても…) (なんにしても…) (なんにしても…) (なんにしても…) (俺(僕)しだいだな。) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |