《MUMEI》

クロ、


ヤマト、


恭介、


翔太、


猪狩、


彼ら5人は、


知っている相手。


泉、


麻倉の2人に注目する。


不和たち他の海南クラブのメンバーもこの2人の実力を見抜いていたが、


秀皇大学長身のエース45。


川上吉武に注目していた。








「ナイッシュー!!」







(…なんだありゃ。)







わかっていても止められない長身を活かしたジャンプシュート。


他県から集まった強豪チームも、


為す術なくやられていた。







そんな秀皇大学の1流選手たちに注目していた海南クラブだったが…








「2番チェック!!」


(はっ!?)


「おいクロ!!」


「…」







この試合から出場している右サイドの選手に、


一気に注目が集まる。






(マジ…?)







「ナイッシュー!!」






速攻が決まる。






一目でわかった。







とんでもないスピードの持ち主だと。


そして…








(…明らかに僕より速くね?)

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