《MUMEI》

「短距離と幅跳び!

絶対お前よりも足速くなってやるからな!」


「ハハッ、
それはどうやろな!」


「言ったな!

絶対抜いてやる!!」


「わ、分かった分かった!」


彼は颯ちゃんをなだめると、
こちらを向いた。


「お前は?」


「野球!!」


俺は大きな声でそう言った。


「俺も、
ストライクいっぱいとって、
いっぱいホームラン打って、
凪谷賢史を超えるんだ!」


「そのために、
新魔球開発してんだよな!」


「うんっ」


「へぇー!!」


彼は、
唯唯(タダタダ)感心していた。


「そうやったんや。」


そして、
羨ましそうに俺達を見つめた。


「忘れてたんかもなぁ。」


「何が?」


颯ちゃんはその場にあった草をむしりながら言う。


「駄目だよ!

その草むしっちゃ!!」


すると彼は笑いながらこう言った。


「ホンマお前らおもろいやっちゃなあ!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫