《MUMEI》 「雪‥止まねーな」 「そうだな‥」 「?」 「戻ろうか」 「──いや」 「珠季?」 「そんなに寒くねーし──もうちょっとだけ」 「──、君がそう言うのなら」 「‥なぁ、オマエって何色が好きだ?」 「色‥?」 「ぁぁ、オマエの好きな色」 「藤色、かな」 「藤色‥?」 「空色も好きだけど」 「‥どっちだよ」 「どっちも、だな」 「〜〜〜〜〜〜‥」 「それが何か‥?」 「ぃゃ、別に‥訊いてみただけ」 藤色に空色か‥。 コイツは好きな色までクールだな──‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |