《MUMEI》 教室に入って 席に着いたら── 「──珠季」 静瑠が 本から目を離してこっちを向いた。 「君、何か僕に隠していないか‥?」 「‥ぇ」 「いつもと何だか様子が違うというか──」 「なッ‥んなこたねーよ‥」 つーか 何でそんなにガン見してくんだよ‥。 「‥‥‥‥‥‥‥」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「何か言えよっ。何でさっきから見てんだよアタシの顔ッ」 「ぃゃ、悪気は無かったんだ」 「じゃあ何で」 「──君が何を考えているのかを当ててみようかと思って」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |