《MUMEI》

ティイオラとユリウスがヴァイオリンの音が聞こえる店についた時には、沢山の人が集まっていた。


しかもその中には、雹里を探していた兵士たちも数人いる。


ユリウスはイライラしながら兵士たちに近づいた。


「こら何サボっている!」


「わっ!こ、これはユリウス閣下」


兵士は敬礼をした。


「まぁまぁユリウス、誰だってこんな素敵な音を聴いたら聴き入ってしまいますよ」

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