《MUMEI》 朝10時30。 アタシは 駅でアイツを待ってる。 「ったく‥まだかよ‥」 「──もう着いてるよ」 「ぅわッ!?」 「僕が遅れる筈無いだろう」 「て‥てめッ‥いつからいやがった!?」 「君が来る1時間前からだ」 「んなッ‥」 先回りされてたっつー訳か‥。 「ぼんやりしていていいのかい?」 「‥ぇ」 「そろそろ、電車が来る時間だよ」 「ぅおッ、ヤッバ‥!」 「‥全く‥」 「ンだよその言い方」 「ほら、行くなら行かないと乗り遅れるぞ」 「!! っておい待てよシズルっ」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |