《MUMEI》
やっちまった!!
ポカポカになった身体でベッドに横になると、意外に眠気がおそってきた。

………………。





『沢村君。』

ッ…う………んん…。

『沢村君。沢村君!』

ハァッ…ハァッ…フッ…
りゅ…ざき……ッ
ハァ…ハァッ……ウゥっ…アッアッアッアッ…
り、竜崎っ…あぁッ!!

――――ガバ!!――――
俺は凄まじい快感で目が覚めた。身体はびっしょり汗をかいている。いや、それよりも…
俺は自分の吐き出した性欲に引いた。一度お預けを喰らっていたせいか、かなりの量だ。

なんてこった。今まで夢精なんてした事なかったのに…しかもオカズが竜崎だなんて。どうなってんだよ!
ほてった身体を冷まそうと日の射し込む窓を全開にした。時計を見るともう昼を過ぎている。

何やってんだよ俺は…

汚れた下半身をティッシュで拭き取り、また風呂場に向かった。

誰にも会いませんように…

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