《MUMEI》

「突き返したじゃ無いか」

「‥分かった、悪かったよアタシが」

「特に謝る必要は無いけど──」

「んなっ‥」

謝らなきゃ謝らないで

何か言うくせに──。

「──あったかいな」

「ぇ?」

「あったかい」

「ほんとか?」

「ぁぁ、凄くね」

「──そっか」

何か──

くすぐったいな‥。

「似合ってるじゃん」

「君が編んでくれたんだからね」

「ぁ‥あんましそーゆー事言うなよ‥」

照れるから──‥。

「──さて」

「ぇ?」

「僕からも君に──クリスマスプレゼントだ」

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