《MUMEI》

「糞餓鬼、俺に何しやがった!」


『見ての通り溶かしてやっただけだ。』


「っ!!」


すると突然男の体の色が、石のように灰色に変化した。


「これならどうだっ!さっきとは比べ物にならないぜ!」


『いくら硬くしても無駄だ、あと塁羅の攻撃で分かったが内側は外側より硬くないんだな。』


「っ!!もう受けなければいいんだよ!」


龍音は紫吾に向かって走っていった。

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