《MUMEI》 「あっ待てユリウスっ!」 ユリウスはもうすでに人ごみを押しのけ、店の中に入っていた。 ♪♪♪♪♪ ちょうど雹里の演奏が終わり、拍手が巻き起こった。 「とても良い演奏だったよ」 「なんていう曲名なんだい?」 雹里は軽く礼をすると、店の女性が雹里を抱きしめた。 「ありがとう!あんたのおかげだよ、こんなに人が入ったのは、また演奏してくれるかい?」 前へ |次へ |
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