《MUMEI》
ざ☆ガードルズLast
「あれ?明日早いから今日来ないと思ったのに…」




「来ちゃなんか都合悪かったのか?」




「…いや、」





俺は秀幸を払い除けながらずかずかと中に入る。




『あ〜!』


「あ〜?」




「いや、たまにはだなあ……」



大画面プラズマいっぱいに喘ぐ女の子。



テーブルにはビール、キムチの食いかけ、箱ティッシュ。




「へー、こんな娘が好き、へー…」



「い、いや、どうしても貸すって佐伯がきかなくて、そんで嫌だったんだけど借りたんだ!いや本当マジで!嘘じゃねーよマジで、俺は断ったんだぜ?こんなの見たってしょうもねーし、だけどどうしても見ろってきかなくて、な〜本当だよ、俺には裕斗がいるし、こんな女!ぜんっぜん綺麗じゃねー!裕斗には一ミリも敵わねー!でもな、せっかく貸されたから一応見ておかないと悪りーじゃん?嫌だったんだけど…」



「あ〜〜〜!!うぜえ!もううるせーよ!!男だったら見るの普通だろ、いちいち言い訳してんじゃね〜よ馬鹿秀幸!!」



バキッ!!



「アダッ!い、痛ッッッ!!ハ〜ッ!!」





臑を思いきり蹴りあげたら秀幸はめちゃめちゃ痛そうにうずくまった。







「したいなら呼べよ、いやマジで、俺がキモチよく処理してあげるんだから」




秀幸をベッドに座らせ、カチャカチャとベルトを外す。


「ごめんなー、ちょっとたまってた…」


秀幸は自分から腰を浮かせて、俺はデニムとボクサーパンツをまとめて脱がせた。



期待に膨らむ秀幸の中心に片手を添えて舌を這わせだす。





秀幸は薄くため息を吐きながら俺の髪を緩く撫でだした。

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