《MUMEI》

「あれ‥?」

宮上のヤツ‥

教室にはいないみたいだ‥。

「どこ行ったんだ‥?」

‥そーいや‥。

もう屋上って開放されてたよな‥?

「っし‥、行ってみるか」

もしかしたら──

そこにいるかも知れないし。

階段を上がって──

扉を開ける。

「‥ぁ」

いた──‥。

「‥宮上」

「? ぁ、霖堂やん──久し振り。どないしたん?」

「‥ぁ、あのさぁ、これ──」

「ぇ、くれるんか?」

「──ぁぁ」

チョコを手渡したら──

宮上は

凄く嬉しそうに笑った。

「おーきにな」

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