《MUMEI》

新しく出来た執事喫茶の事を聞いて──‥私は早速、調べた地図を見ながらその場所を捜してる。

予約をしなくても対応してくれるとあって、ちょっと興味が湧いた。

「──ぁ、あった」

何だか──‥変わった名前。

「お帰りなさいませ。お荷物をお持ち致します」

「ぇ」

こういう事、してもらった事ないから‥ちょっぴりドキドキする。

「──どうぞ」

その人が扉を開けてくれて、私は一歩踏み出した。

──その途端。

「お帰りなさいませ、お嬢様」

左右に並んだ、何人もの執事達に、私は出迎えられた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫