《MUMEI》 渡さなきゃ。 コイツの為に作ったんだから。 「‥‥‥‥‥‥‥」 カバンから‥ 緊張気味に箱を出す。 「──珠季?」 「‥ほら」 「?」 「チョコ」 「僕にか‥?」 「ったりめーだろ」 「───────」 「いらねーのか」 「ぃゃ、そうじゃ無い」 「だったら──さっさと受けとれよ」 「──有り難う」 静瑠は 嬉しそうに笑った。 「随分と大きいな」 「型捜すの、大変だったんだぜ?」 「そうだろうね、少なくとも──専門店にでも行かない限り見つからない」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |