《MUMEI》
変わった菓子
「──おはよう」

「ぁぁ、おは‥、っってオマエどーしたんだその包帯!?」

「ぁぁ‥昨日自転車とぶつかってしまってね」

「なッ‥何やってんだオマエ!?」

ヤな予感的中じゃねーか‥。

「はぁ‥、ったくオマエは‥」

「君に言われたくは無いな」

「な‥ッ、何でそーなるんだよっ。アタシはオマエの事心配して言ってんだぞ‥!?」

「心配なら無用だよ。これだって、大した怪我じゃ無い」

「ぃゃ‥」

そーゆー問題じゃねぇ‥。

「気ぃつけろよな、もうちょっと」

「ぁぁ、分かってるさ。それじゃ、お先に」

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