《MUMEI》

なんか…突然 声をかけられて。
手をつないで 歩いてるって…うん?!
これってナンパみたいじゃんっていうかナンパか?
頭の中でいろんなことがグルグルまわって もう!わからん!

「なぁ…あゆみちゃんの手ってプクプクして暖かいな。」

「そっそっか〜?オカンの手やからな。」

なんか
訳わからん
事 言うてる?!でも なんか 似てるかも…
中学の時 初恋の 数学の先生にマラソン大会の日ゴール間近で倒れた私の手をつないでゴールしてくれた…感じが 似てるかも
この頃は 喫茶店なんか そこらに なくなってもうてようやくあった喫茶店…なんかボックス席が 壁で仕切られてる様な、変な喫茶店…
まぁいっかぁ。
他に探しても見つけられそうにないし…
ふ〜と ため息つきながら 座る。
「なぁ 何頼む?僕 チョコパ!」
「じゃあ アイスコーヒー」
「ここ セルフみたいやから 行ってくる!言うとくけど おごるからな!こういう時は 男が出すねん!」
「うっうん ありがとうね。」

しばらく 何か しょうもない 話ばっかして…
しばらくの沈黙…「なぁ あゆみちゃん 隣りにいってもいい?」へっ?!
「うっうん いいけど…おばちゃん 太いから 窮屈やで。」
「それが いいねん」 はぁ?どういう事?
隣りに座って 片手を 私の後ろに回して来た時…何か 男を感じてしもた。「なぁ あゆみちゃん、あゆみちゃんって めっちゃ おもろいな」
私の首すじに向けてささやいてきた時には、さーっと自分が高校生にまで 戻って行くのがわかった…

私の方に向けて足を 組んで…ちょー接近…

いやいや
やばいって「なぁ…」って甘えるように…

「チューしても いい?」
えー!ちょっと!
待ちぃな!

ピピ ピピ ピピ
ナイスタイミングメールだ!
「ちょっと ごめん!」
「あっ!ちょっと今日は タイムオーバーやわ。又…な。」
何でもない メールやったけど 口実に 使わせてもらった。そしたら
「えー!これからやのに!明日も 会ってくれる?」
「うっうん 運良く会えたらね。」

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫