《MUMEI》 レオ──‥。 カッコいい名前だな、って思った。 レオは、メニューが書かれたシートを私に差し出して、 「お決まりになりましたら、ベルでお呼び下さいませ♪」 そう言って一旦下がって行った。 「───────」 どれにしようか。 やっぱり苺のケーキかな──。 それと‥、カプチーノ。 あたしは、レオに言われてた通り──テーブルに置かれてるベルを鳴らした。 「お呼びでしょうか、お嬢様♪」 早い。 ベルを鳴らしてすぐに、レオはあたしの所に戻って来た。 注文すると、 「畏まりました♪」 そう言って、またレオは下がった。 前へ |次へ |
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