《MUMEI》

レオ──‥。

カッコいい名前だな、って思った。

レオは、メニューが書かれたシートを私に差し出して、

「お決まりになりましたら、ベルでお呼び下さいませ♪」

そう言って一旦下がって行った。

「───────」

どれにしようか。

やっぱり苺のケーキかな──。

それと‥、カプチーノ。

あたしは、レオに言われてた通り──テーブルに置かれてるベルを鳴らした。

「お呼びでしょうか、お嬢様♪」

早い。

ベルを鳴らしてすぐに、レオはあたしの所に戻って来た。

注文すると、

「畏まりました♪」

そう言って、またレオは下がった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫