《MUMEI》

「──よっ」

「遅い」

「なッ‥」

勝手に呼び出しといて

何だよそれ‥。

「ほら、行こう」

「‥分かってら」

何か──

未だに付き合ってんのかどーか微妙な気ぃするけど‥。

「どこ行くんだ」

「直ぐに分かるさ」

「ぁ‥?」

だとしたら近場か‥?

近場っつっても‥

ここらでそれらしいとこって

あんまし──‥。

「──ほら、此処だ」

「‥ぇ」

ここって──

学校じゃん。

「オマエ、今日休みだぞ‥?」

「分かってるよ、だから来たんだ」

「は‥?」

どーゆー意味だ‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫