《MUMEI》
到着
その後。


「もう美鈴に決めちゃえば?」


松本を気に入ってる志貴と


「くるみ、まだまだ成長期だし、意外と化けるかもよ?」


同じ部活で、意外と石川を気に入っている祐が


何故か、火花を散らしていた。


当の厳は…


「今までゲームに勝った子いなかったんだよねぇ…」


かなり、迷っていた。


そのせいか…


「お〜い、着いた…よ? …何? 厳って酔うヤツだったっけ?」


大さんが車を停めて振り返った時


「いや…っ…」


考え過ぎた厳は、生まれて初めて車酔いしたらしい。


ちなみに


(うわ、あっちも顔色悪っ…)


前の車から降りた屋代さんは


胃を押さえていた。


「微妙な空気だったよ。…一部は楽しんでたみたいだけどさ」


俺の所に逃げるようにやってきた頼の視線の先には


果穂さんと、大志さん


それに、志貴の両親がいた。


(龍平さんも、なんだ…)


何となく





納得、した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫