《MUMEI》 「あるさ。言っておくけど──君が思っている程、僕は気が回らない訳じゃ無いよ」 「んじゃあ‥何でいきなり頭──」 「だから花びらが付いていたから、と言ったじゃ無いか」 「急にされたらビックリするだろ」 「何事も──君は気にし過ぎるんだ。もう少し寛大に‥」 「ぁ〜もォ‥せっかくの甘味がマズくなる」 「いらないなら貰うよ」 「誰もいらねーとは言ってねーよ」 「──フ‥」 「んなッ‥」 何なんだよコイツは‥。 ムカつくったらありゃしねぇ。 「──珠季」 「ぁ‥? 欲しいってんならやらねーでもないけど」 「いや、それは勘違いだ」 前へ |次へ |
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