《MUMEI》 「ぇ‥?」 「僕は、執事でございますから♪」 「執事──」 「はい、お嬢様の執事でございます♪」 「お嬢様‥」 何だか、ちょっぴり恥ずかしい。 でも──嬉しいな。 たまには、こんなひと時をを過ごしてみるのも楽しい。 「他に──何かご要望はございますか?」 「ううん、‥ぁ‥、1つだけ訊きたいんだけど──」 「?」 「私‥お菓子で誰かを──幸せに出来るかな」 「出来ますよ♪」 「本当?」 「はい、嘘は申し上げません♪」 レオは、まっすぐに私の目を見て、そう言ってくれた。 前へ |次へ |
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