《MUMEI》 隣り同士の席4月に入って 1週間位経った頃。 「──おーい!」 「?」 「おっす!」 「おはよう」 「おはよう、綾瀬君」 「おはよう」 「なぁ、クラスどーなってる‥?」 「自分で確かめてごらん」 「なッ‥教えてくれたっていーのに」 不満げに言ったら 静瑠は困ったみたいに苦笑した。 「──持ち上がったよ」 「マジかっ?」 「ぁぁ」 「っしゃあ!」 「!? ‥な‥何だいきなり‥」 「ん‥何ボケッとしてんだよ、教室行こーぜ?」 「‥ぁ、ぁぁ」 「どーかしたか?」 「いや、何も無いよ。──行こう」 前へ |次へ |
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