《MUMEI》

「何してんだ?」


「…ゲームだよ。」


「何だぁ?
いっつもそんなことばっかりしてんのか?」


「…お父さんが買ってくれた。」


「兄貴が?」







両親が共働きの翔太。


普段は保育園に通っていたが、


日曜は保育園がなく、


毎週日曜は伯父の家に預けられていた。


子どもを構えない両親は、


翔太が1人で遊べるようゲームやおもちゃを買い与えていた。






「楽しいのか?
それ?」


「…あんまり。」

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