《MUMEI》

僕は救われた。
神様が与えてくれた。
求めれば与えてくれる。


神様は皆のもの

僕のでは、ない
悔しい

彼の全てを理解する為に
部屋に盗聴器を仕掛けた。

どうやら、来るものは拒まず受けていくようだ。神様に、なんて、無礼なのだろうか

そして アイツの存在があった。
どんな形であれ、彼にこんなにも思われていることが憎い。

僕を見て
僕だけ見ていて


あの白い肌に触れたくなる一種の麻薬のように
見ていると
欲しくなる、吸い取られる

前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫